読書部!!
こんにちは!
アシスタントの湯田です!
またまた読書部ブログです!
連日すみません、、
今日は湊かなえさんの"母性'です。
この物語はある女子高生が自宅マンションから落下し意識不明の重体であるという新聞記事をとある高校教師が読むところから始まります。
事故か自殺未遂かで調査中と記事にはありましたが、母親の「愛能う限り大切に育ててきた娘がなぜこのようになったのか、、」というコメントを読み違和感を感じる教師。
自分の子供を"愛能う限り大切に育ててきた娘"なんてなかなか言いませんよね。
そこで、この母親と娘の間に何かあるのではと教師は思います。
そこからは母親が教会の牧師さんへ宛てた手紙、"母の手記"と"娘の回想"が交互に綴られ話が進んでいきます。
母親に無償の愛情を注がれ育ち、娘が出来ても母親に固執し娘のままの母親とその母親に愛されたくても愛されない娘のお話です。
女は母になったからといって母性が芽生えるものではないのかなーと。
この世には"母"と"娘"2種類の女しかいないというような言葉が作中で出てくるのですが、確かに!と。
そして私はまだ娘でしかないですが将来子供ができたとしたらちゃんと母になれるのかなと少し不安になってしまいました。
タイトルの通り"母性"について考えさせられる作品です。
母と娘の主観での供述にもちょっとした違いがあったり色んな伏線があったりして面白かったです。
でもちょっと重かったです。笑
気になった方は是非読んでみて下さい!
読書部、湯田でした!
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